熊本県内にある『銭湯』は現在11軒。
これ、多いと思いますか?
それとも少ないと思いますか?
いまは各家庭にお風呂があるため、行ったことがないという子供も大人も多いかもしれませんね。
でもおよそ50年前には県内に300軒以上あったそうですよ。
今回スタジオに来ていただいたのは、熊本市内で90年以上続く銭湯『世安湯』3代目の坂﨑友治さん(57)です。
お湯づくりに妥協しない職人さんです!
それまで東京のIT企業でバリバリ働いていた坂﨑さんが、3代目として世安湯を継いだのは2014年。
さあこれからという2016年には熊本地震が発生しました。
世安湯のシンボルでもあったレンガ造りの立派な煙突が折れ、浴槽を直撃。
甚大な被害を被りました。その後多くの人たちに支えられて1年半後に世安湯をなんとか再開。
その評判はネットでも広がり、日本の銭湯文化を体験したいと海外からの観光客も訪れるようになった矢先のコロナ禍でした。
でも、坂﨑さんはへこたれません!
癒しを求めて銭湯を訪れるお客さんのため、そして地域の人たちのために毎日薪で湯を沸かし、営業が終わると3時間かけ浴槽を拭き上げ、自らが考える『湯道』を貫いて最高のお湯を提供しているんです。
村上の首には 坂﨑さんにいただいた銭湯タオル!
銭湯のチカラを信じ、大切な日本文化として守っていきたい。そんな坂﨑さんのお湯へのこだわりがたっぷり詰まった30分です。