(株)日本政策投資銀行様・(財)日本経済研究所様/ 熊本みらい会経済講演会
司会
コンテンツが動かす地域の未来
「熊本の才能・宝を活かす手法」
株式会社日本政策投資銀行と
一般財団法人日本経済研究所
主催の
熊本みらい会経済講演会。
20回目の今年のテーマは
コンテンツです。
私は司会と
トークセッションのコーディネートを
担当しました。
株式会社コアミックス代表取締役社長堀江信彦さんの講演会
堀江さんは、
週刊少年ジャンプの編集者として
名作「北斗の拳」や「シティハンター」などを生み出した人。
週刊少年ジャンプ
5代目編集長を経て
株式会社コアミックスを
設立されました。
2018年から熊本に
第二の漫画編集部を置き、
阿蘇郡高森町の
地域づくりと連携した
人材発掘や育成も
手がけられています。
例えば、
世界のサイレント漫画
オーディション
入賞者の中から、
特に有望なクリエイターを
高森町に招聘。
廃校を利用した施設などで、
外国人達に漫画作りの
ノウハウを指導する
【国際マンガCAMP】
には
世界各国から
漫画家達が集まりました。
また、
漫画を原作にした
ライブを披露する
火の国くまもと発の
女性歌劇団
【096K(オクロック)熊本歌劇団】
も仕掛けています。
「漫画の経済効果は
国内市場は6000億円。
世界規模で見ると2〜3兆円です。
漫画は、
紙と鉛筆だけあればいい。
昔と違って、地方に住んで
創作活動をするのが
漫画の常識となりつつある今、
通信回線などの
整備をしさえすれば、
地方にいるメリットも
十分に活かせます」
など堀江さんは
コンテンツビジネスと
地方の可能性について
語られました。
阿蘇郡高森町の草村大成町長も
加わってトークセッション
第二部では、
エンターテイメント業界との連携で
堀江さんと一緒に
地域作りや人材育成を
行なっている
高森町の草村大成町長が登壇。
町内全戸にいち早く
光通信環境を整え
町民だけでなく
アーティスト達もストレスなく
インターネットを使った
仕事ができる高森町。
南阿蘇鉄道の
豊肥線乗り入れで
都市圏とのアクセスを
30分台にする方針も決まりました。
草村町長は
「スピード感を持って、
迷ったらフルスイング!」
というモットーで
町の職員たちと取り組んでいる
お話などを伺いました。
トークセッションで感じたことは
お二人のお話を聞いていて
共通しているのは
「若い力を全力で応援する!」
ということ。
箱モノを作る
地域作りの時代は終わり、
コンテンツを持って
人をいかに育てるかが重要と
実感しました。
未来の話はワクワクが止まりません。
また、漫画だけでなく
全てのアートを応援する
アーティストビレッジの構想も。
「都会だけではなく
どこにでも眠っている才能がある。
そんな才能が声をかけてもらえる
環境作りをしたい」
パネリストの皆さんの熱いトークに
刺激を沢山いただきました。
ビジネスとして成り立つ継続性を。
コロナ禍で
人々の生活や考え方が変化してきた
今だからこそ、
地方のコンテンツ産業には
明るい展望があります。
小さい町だからできること
そして
産官学連携の課題。
今後の地方のあり方に
ヒントになる経済講演会でした。
カテゴリー | 司会 |
---|---|
タグ | トークセッションコーディネート |